【レイキとの出会い①】レイキ(靈氣)のことを教えてくれた1通のメール
自分にとって大切なものと出会うとき,その前に,そこに繋がるための布石のような出来事や人との出会いがあるように思います。
わたしにとって,「レイキ」と出会うための最初の布石となったのは,友人がくれた1通のメールでした。
レイキと本格的に出会った年より数年ほどさかのぼった,2012年頃のことでした。
当時信頼を寄せていた友人が「レイキを習った」とメールで教えてくれたのです。
このメールで,わたしは初めて「レイキ」という言葉を知りました。
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このときのメールは,当時のわたしにとって何か特別なエネルギーを持っていたのだと思います。今でも,その内容や文面から伝わる感覚を覚えているほどです。
懐疑心が強く,何をするにも人一倍慎重だった当時のわたしが,そのメールを読んでから,なぜか「レイキ」のことが気になって頭から離れなくなりました。
こうして,何かに突き動かされるかのように,レイキについてのリサーチを開始したのでした。
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ほどなくしてたどり着いたのが,レイキスクール「香りの森」のホームページでした。
充実した内容と分かりやすく誠実な文章に心を惹かれ,その頃は,気になるところは何度も何度も読んで内容を覚えてしまうほどに,ホームページを隅から隅まで熟読していました。
先生のレイキへの深い理解や熱い想いなどが伝わってきて,引き込まれるようでした。
ホームページを読んでいると,次第に安心材料が増えていきました。
「レイキ」は決して怪しいものではなく,もともと誰にでも流れている氣の力を生かしたセラピーだということ。
レイキ(靈氣)は大正時代に日本で生まれ,戦前は代替医療として多くの人に活用されていたという歴史。
欧米では現在,一部の医療機関で「緩和医療」としてレイキが活用されているという現状。
そんな内容を読み進めていくうちに,ますますレイキに惹かれていきました。
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習うならば仁科まさき先生に習いたいと思い,さっそく「香りの森」の公開体験会の日程をチェック。
ところが,どうしてもスケジュールが合わず,なかなか体験会に行くことができません。
そして,レイキを習いたいという気持ちを持ちながら,その勇気が出ないまま日が過ぎてしまいました。
そのうちに,レイキという言葉は日々の忙しさの中でかき消されていきました。
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ようやくレイキのことを思い出したのは,それから数年後…。
病気が発覚し,数週間後に手術,という切羽詰まった状態のときでした。
「あのとき,友達がレイキのことを教えてくれたときにレイキを始めていれば,病気にならなかったかもしれないし,手術をしなくても済んだかもしれない」
と,レイキを始めたばかりのころは何度も思いました。
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でも、その後のさまざまな経験を経て健康になった今では,わたしにとってはこのときの病気こそが,レイキをはじめるきっかけを作ってくれた大切な存在だったと思っているのです。
それにそのおかげで,レイキの素晴らしさを身をもって体験できたのですから。
過去のどんな出来事も,ひとつひとつを手繰り寄せていくと,それぞれがたくさんの感動と多くの出会いへのきっかけを与えてくれた宝物のような存在でした。
今では,そんな風に思っています。